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あの日。。。

2時からの予定だったから
1時過ぎには病室にいられるように出かけて行った

前の夜から食事と水分を制限されて
さすがにお腹を空かせていたね(笑)

待っている間、とり止めもない話をしたね
「麻酔で眠っちゃう前に、ちゃんとY先生に
 いつもよりかっこいいですねって言うんだよ」
「うん^-^」
「山P好きで、コードブルー観てたけど
 先生も手術着着てると、山Pよりかっこいいってね言うんだよ」
「www」

本人の希望と、主治医の判断もあって
膝の手術だったけど全身麻酔でのオペだった

麻酔事故がないとも言い切れない
10回以上手術を受けた本人に言わせると
意識が遠のいて行くのは今わの際を思わせるそうだ

ほぼ予定通りの時間に看護士さんたちが迎えに来た
着て行くものはこれでいいでしょ
T字帯はこうして・・あれ?

慣れたようにも見えるけど
やっぱり井出達を整えるようにも思えて

「シーツ被って行く」
頭見られたくない
看護士さんたちも入院時から事情を知ってくれているので
「これでいいんだね!?」
そう言って本人のいいようにさせてくれる

「じゃあ、行きましょうか」
不安や暗さの欠片もない声で看護士さんが言う
「はい。いってきま~す」ノシ

ベッドごと運ばれて行く君
病人の付き添いなんて慣れたことだったけど
自分の大切な人の手術というのは初めてのこと

病室で待っててと言われてたから
その場で待つことにしていた
「手術室まで行かれますか?」
「いえ、ここで待ってろと言われてますから^-^」
君のしたいようにさせる
それが一番

病室で、持って来た本を読んだり
ゲームをしたりして時間をつぶす
病室のパイプ椅子は長時間座るのには向いてなくて
すわり心地が落ち着かない
向きを変えてみたり
窓の外が見えるように座り直したり

それでも時計を見る度に、確実に針は進んでいた

もうこんな時間か・・・・
時計を見る度にそう思う

聞いていた通りの時間
5時頃に手術室から戻って来た

「?」
なんだろう
麻酔から醒めたばかりとは言え様子が違う

口元には酸素マスク
意識もはっきりと覚醒してない様子だった

「念のために濃度はそれほど濃くないですが、酸素を送っています
 一度目覚めていますから心配ないですよ
 体温が少し下がっているので・・・これも麻酔後のことですから・・・電気毛布をかけてあります
 時間を置いて落ち着いたら、夜8時くらいから水分を摂っていただいても大丈夫ですから」

説明は分かるけど、想像以上の重装備で戻って来た君
たぶん普通通りの手術進行ではなかったんだと分かった

声をかければぼんやりと反応していた
いつもの寝ぼけてる時みたいなんだろうな^-^;
先生が来て、患部の写真も添えて説明をしてくれた
手術前にも聞いていたし
こうなっているんだろうねって言ってた通りの症状だったらしい

君が全幅の信頼を寄せているだけあって、良い先生だったね
よくよくお礼を言って、握手もさせていただいた
「にゃん太さぁ~ん、今日はこれで帰るでね!」
肩を揺さぶり、びっくりするくらい大きな声で君に言う先生
(やっぱり普通の状態ではなかったんだな^-^;)
*某HNで表記していますが、当然リアルでは名前を呼ばれてます

君もびっくりするように目を開けて、辛うじて先生に頷く

後から聞いて知った事だけど
麻酔が効き過ぎていたんだね

マスクから麻酔を吸入する前の点滴の段階で
寝落ちするように意識が無くなってた

むぅちゃんが迎えに来てたんだよ

だっこして、一緒に行こうかねって。。。。

むぅちゃんが胸から飛び出して
歩いて行こうとしたところで
「にゃん太さん!にゃん太さぁん!」って
呼ぶ声がして、そっちに振り向いたら
みんなの声が聞こえたんだ

「よし、もう大丈夫
 酸素抜いて!!」
ズボッって音がして喉から気道確保用のカテーテル引っこ抜かれた
痛かった~

どこまで逝きかけてたんだ^-^;
帰って来た時の様子に納得がいった

ここまで詳しく聞けたのが、実際にはもっと後のこと


マスク越しでなかなか聴き取れない声で
何かを言おうとする君
耳を近づけても酸素の音で聴き取れないくらいか細い声
もっとも、聴力の弱い僕にはマスク越しでなくても
聞き取ってあげられなかったんだろうね^^;

とぎれとぎれにでも会話しようとする君
「手術の前にね・・・ちゃんと先生かっこいいって・・言えたんだよ」
「看護師さんもマスクとって顔見せてくれたしね・・・・
 先生も顔見えないって言ったら・・・・マスクとって顔近づけてくれたんだ・・・・」

酸素マスクのせいもあって、喉や口の中が乾燥してる君に
携帯スプレーに入れたミネラルウォーターで口元を濡らす
水滴を舌先で舐めるように口に含む君
様子を見ながら、何度か口を潤してあげる

水がこの程度行けるなら・・・・
売店まで急いで、紙パックの牛乳を買って来た
ストローを使って、少しずつ唇にミルクを垂らすと
また舌先で上手に口を潤していたね
これも後で聞いたことだけど
ちゃんと「牛乳だぁ~~」って
味も分かっていたんだってね

肩が寒いと言う君に
バスタオルとタオルで肩口や首周りを巻いて温める
それでも冷えると言う君に
今度はカイロを買いに売店まで。。。。。。。(っ・・)っ

さすがに病院
この季節でも、ちゃんとカイロも氷も売っている

うわ言のように寒がったり暑がったりする君を
その都度電気毛布を強くしたり
タオルを巻きなおしたり
布団をどけたり、何度も繰り返しながら様子を見てた

うまく聞き取れなかったり
ちゃんと汲んであげられなくて十分なことができなかったね
それでも助かったって、後で言ってくれてよかったよ

酸素マスクも喉や口元が痛くなるからって
チューブに変えてもらったね
8時くらいに眼を覚ました時
もう水分与えても大丈夫だろうって
上体起してミルクを飲ませたら
ごっくごっく飲んでたね(笑)

看護士さんがその後に来て
お腹が動いてたら、もうお水飲んでも大丈夫ですからね~なんて言ってたけど
それ以前に様子見ながら、いろいろしちゃってました^-^;

麻酔が醒めて1~2時間もすれば大丈夫だろうと思っていたけど
結局あれこれ落ち着いて帰れるようになったのが
消灯時間の9時過ぎだったよね
「付き添われますか?」って聞かれたけれど
ごそごそして同室の方に迷惑になってもいけないからと
家に帰って行ったんだ

翌日から、しっかりとした様子だったし
普段と変らない君だったね▽・ω・▽人(=^・・^=)

これがあの日のこと
今、ブログも何もないから
ここに書いてくれっていうことなので
書き残しておきます

メールや言葉を贈ってくれた方
祈り続けてくれた方

ありがとう

術後、リハビリの担当医がびっくりするくらい
順調に回復しています

痛みや違和感については
完全に馴染むまで時間がかかると思います
それでも、自分にできることをこなしながら
にゃん太さんは元気を取り戻しつつあります
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